ViPlate

概要

再帰透過光学素子は光学系の手前に実像(空中像)を結ぶ光学素子であり,空中タッチスクリーンなどさまざまなアプリケーションに用いられている. しかし,再帰透過光学素子の構造に起因して空中像には画質劣化が生じる.これにより,画像などの見た目が損なわれたり,文字などの情報を表示した際に視認しにくくなったりする.このため,画質劣化を補正することが望まれる.そこで本研究では,高周波ノイズとして現れる劣化を補正する手法として,再帰透過光学素子を機械的に振動させ劣化を平滑化する手法を提案する. 提案手法の有効性を確認するために再帰透過光学素子を振動させる装置のプロトタイプを製作し,表示された空中像を周波数領域で分析することで画質補正の効果を確認した.

発表論文

  1. Yuchi Yahagi, Shogo Fukushima, Saki Sakaguchi, and Takeshi Naemura: “Suppression of floating image degradation using a mechanical vibration of a dihedral corner reflector array,” Optics Express, vol. 28, issue 22, pp. 33145 – 33156 (2020.10).

  2. Yuchi Yahagi, Shogo Fukushima, Saki Sakaguchi, Hajime Itsukaichi, and Takeshi Naemura: “ViPlate: Suppressing Mid-Air Image Degradation by Vibrating a Retro-Transmissive Plate,” ACM SIGGRAPH Emerging Technologies (2020.8).

受賞歴

  1. 工学部長賞, 東京大学 工学部, 2020.3.24.

  2. 優秀卒業論文賞, 東京大学 工学部電子情報工学科, 2020.3.24